マーメイドステークス2021について、過去10年のレース傾向からみたデータ分析です。
大まかな傾向をつかんでおくことは馬券力UPには有効だと思います。
これを見れば勝ち馬が導き出せるというものではありませんが、馬券検討の味付けにはなります。
例えば最後の最後で本命を2頭か3頭で迷ったときなど、ここにあるようなデータで最後の一押しをもらえる馬を選ぶ、といった使い方がいいのではないかと思います。
いちいち全部読むのは面倒だ!という方に向けて最初にまとめておきますね。
マーメイドSの傾向まとめ
・勝ち馬は1~3枠か6~8枠かのどちらか、特に7枠・8枠が優勢
・差し・追込の台頭が目立つ
★3勝クラスからでも十分通用、ヴィクトリアマイル組は連対できていない
・勝ち馬は前走1800Mor2000Mからのみ
・勝ち馬は全て関西馬、連対率・複勝率でも関西馬が関東馬より優勢
・ディープ、キンカメ、カナロアあたりが連対率で25%以上
★前走惨敗からの巻き返しも十分ありえる
★4歳53kg以下・5歳54kg以上が優勢、7歳以上になると連対は皆無
枠順
7枠、8枠の成績がいいですね。
4、5枠からは勝ち馬が出ておらず、勝ち馬は1~3枠か6~8枠かのどちらかとなっています。
1~3枠の連対数が6頭に対して、6~8枠の連対数は10頭とやはり外の方がやや優勢という傾向が出ていますね。
脚質
阪神芝2000M全体の傾向では逃げ・先行が好成績を残していますが、ことマーメイドSに関しては、差し・追込の台頭が目につきますね。
前走レース
傾向らしい傾向はありませんが、3勝クラスからでも十分通用するという点と、ヴィクトリアマイル組は連対できていないという点は要チェックですね。
3勝クラスのパールステークスは今年はどこにいっちゃったのか?
番組改編で無くなったんですかね?
牝馬限定という意味ではシドニーTが近しいのでしょうか。
前走使用距離
基本的に前走1800Mか2000Mの馬からしか勝ち馬が出ていません。
それ以外の距離からの臨戦馬は連対率でも10%に満たないというのは要チェックですね。
所属(関東・関西)
勝ち馬は全て関西馬ですね。
連対率、複勝率ともに関西馬が関東馬を引き離しています。
種牡馬
これは阪神2000M全体の傾向になります。
ディープインパクト、ジャスタウェイ、キングカメハメハ、ロードカナロアあたりが連対率で25%を超えていますね。
モーリスやゴールドシップもいいですが、今回のマーメイドSには産駒が出ていません。
人気
10番人気の馬まで勝ち馬がいるということで、かなりバラツキがありますね。
上位人気の馬もそこまで信頼を置けません。
たまたまでしょうけども7番人気が3勝2着3回とものすごい成績ですね。
11番人気以下の馬からは連対馬が1頭だけなので、馬券は基本的に10番人気以内で買うのが良さそうです。
前走着順
こちらもあまり明確なデータが出ませんが、前走惨敗からの巻き返しも十分ありえるというデータは頭に入れておきたいですね。
世代
4歳or5歳世代が優勢ですね。
7歳以上になると連対は皆無、3着に何とか滑り込めるかどうかという状況です。
世代別斤量別
最後はJRAさんのホームページで分析されていたデータのご紹介です。
これはなかなか面白い視点ですね。
先ほど世代別データで4歳世代と5歳世代が優勢と書きましたが、それをもう一段斤量という切り口で見てみると、4歳53kg以下・5歳54kg以上が優勢ということが見えます。
以上、ここまでマーメイドステークスのデータを見てきました。
みなさんお馬券の参考になれば幸いです。