今週末に行われるエプソムカップについて、過去10年のレース結果のデータからみた傾向分析です。
この春のG1は皐月賞、NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイルと、このデータ分析も参考にすることで的中につながっています。
やはり大まかな傾向をつかんでおくことは馬券力UPには有効だと思います。
これを見れば勝ち馬が導き出せるというものではありませんが、馬券検討の味付けにはなります。
例えば最後の最後で本命を2頭か3頭で迷ったときなど、ここにあるようなデータで最後の一押しをもらえる馬を選ぶ、といった使い方がいいのではないかと思います。
いちいち全部読むのは面倒だ!という方に向けて最初にまとめておきますね。
エプソムカップの傾向まとめ
・枠順による大きな有利不利はないが3枠が好成績、逆に7枠だけは極端に不振
・先行が全体的に優勢、複勝率になると逃げが50%と優勢
・マイラーズC、都大路S、メイS組が中心、VM組は実力馬に限る
★エピファネイア産駒の成績が突出、次いでキンカメ、キズナ、ヴィクピサ
★「上位人気 × 中穴人気」か「中穴人気同士の組合せ」が面白い
★前走惨敗からの巻き返しも十分ありえる
★4歳世代が他の世代を圧倒、7歳以上になると連対は皆無
枠順
まずは枠順の傾向です。
大きな有利不利は見当たらず、どの枠からも満遍なく連対馬が出ています。
敢えて言うならば、3枠の複勝率が40%超え、逆に7枠は複勝率8%と苦戦しています。
脚質
続いて脚質です。
先行が全体的に優勢、複勝率になると逃げが50%と優勢ですね。
前走レース
続いて前走のレース別のデータです。
マイラーズCと都大路S組がメインですね。勝利数でいうとメイSも健闘しています。
注目はヴィクトリアマイル組でしょうか。
G1ですからしっかり仕上げた後のレースということで1勝のみで残りの6頭は4着以下に惨敗しています。
その1頭は2016年のルージュバック。
ただしこの馬は前走のヴィクトリアマイルでも4番人気(結果5着)に推されたような実力馬です。
それくらいの実力があれば勝負になるということでしょうか。
3勝クラスからも連対馬が出ていることは要チェックですね。
前走使用距離
前走の距離別です。大きな有利不利は見当たりません。
どの距離からも満遍なく来ていますね。
所属(関東・関西)
所属別です。
そこまで大きな差はありませんが、勝率・連対率・複勝率全てで関西馬が優勢ですね。
種牡馬
種牡馬別です。これは東京1800M全体の傾向になります。
試しに3勝クラス以上のれ―巣に絞って集計してみました。
エピファネイア産駒の成績が突出していますね。
次いでキングカメハメハ、キズナ、ヴィクトワールピサ産駒です。
人気
上位人気はそれなりに来ていますが、それ以外下位人気も含めて突っ込んできますね。
ただし、10番人気馬以下の馬からは連対が出ていません。これは要チェックですね。
「上位人気 × 中穴人気」か、「中穴人気同士の組合せ」が面白そうですね。
前走着順
こちらもあまり明確なデータが出ませんが、前走惨敗からの巻き返しも十分ありえるというデータは頭に入れておきたいですね。
世代
続いて世代別データです。
4歳世代が他の世代を圧倒していますね。
7歳以上になると連対は皆無、3着に何とか滑り込めるかどうかという状況です。
以上、ここまでエプソムカップのデータを見てきました。
みなさんお馬券の参考になれば幸いです。