今週末に行われる安田記念について、過去10年のレース結果のデータからみた傾向分析です。
この春のG1は皐月賞、NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイルと、このデータ分析も参考にすることで的中につながっています。。
やはり大まかな傾向をつかんでおくことは馬券力UPには有効だと思います。
これを見れば勝ち馬が導き出せるというものではありませんが、馬券検討の味付けにはなります。
例えば最後の最後で本命を2頭か3頭で迷ったときなど、ここにあるようなデータで最後の一押しをもらえる馬を選ぶ、といった使い方がいいのではないかと思います。
いちいち全部読むのは面倒だ!という方に向けて最初にまとめておきますね。
安田記念の傾向まとめ
・枠順による大きな有利不利はないが8枠だけは極端に不振
・大阪杯とヴィクトリアM組からの優勝なし、マイラーズC組は不振
・勝率・連対率・複勝率全てで関東馬が関西馬を圧倒
・ディープ、カナロア、ルーラ、リアル、スクリーン産駒が連対率20%以上
★1番人気信頼度高く穴馬の組合せが面白い、10番人気以下は勝てない
★前走2着以下かつ1着馬とのタイム差が0.5秒以上の馬は全て馬券圏外
★若いほど優勢、7歳以上になると勝利は皆無、連対すら非常に厳しい
★キャリア30戦以上は馬券圏内皆無
枠順
まずは枠順の傾向です。
大きな有利不利は見当たらず、どの枠からも満遍なく連対馬が出ています。
ただし、8枠だけは極端に成績が振るいません。これは要チェックですね。
脚質
続いて脚質です。
サンプルは少ないですが、逃げが圧倒的に優勢ですね。
東京芝1600M全体の傾向と同じですね。
前走レース
続いて前走のレース別のデータです。
これは日本ダービーやオークスの時のデータと違って大きな傾向が見当たりません。
特徴的なところをあげると、大阪杯とヴィクトリアマイル組からは優勝馬が出ていないことと、前哨戦であるマイラーズカップの成績が振るわないというところでしょうか。
前走使用距離
前走の距離別です。
1200M、1800Mが連対率20%を超えていますがサンプルが少ないので何とも言えませんね。
所属(関東・関西)
所属別です。
勝率・連対率・複勝率全てで関東馬が関西馬を圧倒してますね。
種牡馬
種牡馬別です。これは東京1600M全体の傾向になります。
こちらも大きな特徴はないですが、ディープインパクト、ロードカナロア、ルーラシップ、リアルインパクト、スクリーンヒーロー産駒が連対率20%以上です。
東京競馬場ではやはりスクリーンヒーローがちょこちょこ登場しますね。
人気
1番人気の信頼度は高いですが、それ以外下位人気も含めて突っ込んできますね。
ここは1番人気と穴馬の組合せというのが面白いかもしれません。
皐月賞、NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイルと同じ話ですね。
一方で、10番人気以下は勝てないというのは明確なデータが出ていますね。
前走着順
こちらもあまり明確なデータが出ませんね。
ただ、JRAの安田記念特集のページに興味深いデータが掲載されています。
前走の着順並びに1着馬とのタイム差に着目したデータで、前走着順が2着以下かつ1着馬とのタイム差が0.5秒以上の馬は全て馬券圏外(4着以下)というものです。
これは使えるデータですね。
世代
続いて世代別データです。
若いほど成績がいいというデータですね。
7歳以上になると勝利は皆無、連対すら非常に厳しいという状況です。
キャリア
こちらも先ほどご紹介したJRAの安田記念特集のページに出ていたものですが、キャリア別で色濃く傾向が出ています。
キャリア30戦以上は馬券圏内皆無ということですね。
以上、ここまで安田記念のデータを見てきました。
みなさんお馬券の参考になれば幸いです。