出走予定馬の実力について、テーマを設定して考察しています。
数値的根拠は全くなく、25年競馬ファンをしてきての超感覚的な考察です。
今後の予想において考えが変わってくる可能性は当然ある前提ですが、現時点の自分の頭の中にある考えを整理してみました。
■大阪杯の受け止め方
今年の大阪杯は非常に特殊な馬場でした。
一番人気の三冠馬コントレイルが3着に、2番人気のグランアレグリアは4着に破れました。
勝ったのは離れた4番人気のレイパパレで、2着には6番人気のモズベッロが入りました。
一見すると、本来好走すべき馬たちが特殊な馬場にやられたとみえますが、果たしてそうなのか。
私はレイパパレが頭一つ抜けている可能性があると考えています。
それをコントレイル側から考察したいと思います。
最近よく言われる、去年の3歳馬が世代間比較で相対的に弱いのではないかということ。
これは私の中では一定程度納得感があります。
もちろん、牡馬牝馬ともに三冠馬となったことは大変素晴らしいことです。
ただ、その後のコントレイルとデアリングタクト、コントレイルと好勝負をしてきたサリオスの走りを見ていると指摘が強ち間違っていないように感じています。
ですから、コントレイルがが大阪杯で3着にやぶれたのは、もちろん馬場も多少影響はあると思いますが、逆にそれが隠れ蓑になって本来の実力をまだまだ過大評価させているのではないかと。
ようは、単純にモズベッロに負けた馬と見ることもできるのではないかといことです。
もちろん、だからといって今回出てくる馬たちより弱いということではありません。
実際、ジャパンカップでは今回出てくる馬たちを負かしています。
ただ、アーモンドアイには完敗しているので、他の馬たちと「そんなに差がない」と見ることもできるのではないかと思います。
一方のレイパパレは、過去に何頭もの馬の前に立ちはだかった消去データを覆して大阪杯を勝ちました。
しかも2着に4馬身という決定的な差をつけました。
これが道悪だったことが隠れ蓑になっているだけで、実はほんまに強いのではないかという視点も持ってみていいのではないかと思います。
もし人気が思ったほど上がらなければ馬券的には非常に面白いですね。
これは期待値の話です。
■クロノジェネシスの実力
クロノジェネシスはアーモンドアイやフィエールマンとも好勝負をしています。
既に超一流と渡り合える力を見けつけています。
この点はレイパパレよりも信頼度が高くなります。
前走の海外競馬は2着に負けましたが2410メートル。
前々走の有馬記念、4走前の宝塚記念は強い競馬。
2200Mや2500Mなどの非根幹距離では無類の強さを発揮します。
今回の宝塚記念は実力確かなクロノジェネシスに、レイパパレがどこまで迫れるか、勝てるのかというのが大きなポイントのように思います。
■その他の馬たちの評価
基本的にはクロノジェネシスとレイパパレの2頭が抜けているように思います。
ただし、序列はクロノジェネシス>レイパパレです。
その他の馬たちは団子状態で何が来てもおかしくないと思います。
アリストテレスは、上記大阪杯の考察の考え方で行くと大きく評価はしづらいです。
他の馬と横並びの域を出ません。
ただ、ここ2走は適距離ではなかった可能性があるので、その点は強調材料です。
カレンブーケドールも同じく横並びですが、非根幹距離で力が発揮される馬ですから、その点が強調材料でしょう。
ユニコーンライオンは充実しているのでしょうけどもこれまでの戦績からアリストテレスやカレンブーケドールなどよりは落ちる評価にせざるを得ないかなと考えています。
キセキ、カデナはこれらの馬と同じような位置づけかと思います。
3着には来れるでしょう。
まとめると、今回の構図は
クロノジェネシス > レイパパレ >>>>>>>>>> その他の馬たち
ではないかと思います。
あくまで現時点での考察ですが。
宝塚記念特集のこちらもどうぞ。