安田記念の追い切り、関係者コメントを取捨選択して自分なりの解釈でまとめております。
関係者コメントは競馬予想の一つの要素になります。
予想の際に気に留めておきたいな、と気になったコメントを備忘録的に残しておくことは有効だと思います。
各騎手の作戦や、レース展開のヒントになりそうなコメントもありますので予想の参考にしたいですね。
グランアレグリア
・美浦坂路で4F53秒6―38秒6―12秒5。
<関係者コメント解釈>
・1度使って調整はしやすく順調。脚の状態は不案なし。
・前走は楽勝で無理しておらず余力を残した状態。
・アーモンドアイはドバイが中止になったことでVMを使い、安田記念ではトップコンディションではなかった可能性。一方で、グランアレグリアはこれまでの調教やレーススケジュールがスムーズ。
・ルメールは相変わらず強気。「またG1を勝つことができると思います。安田記念でもすごくいいパフォーマンスを出せる」、「1600メートルはベスト。力を出せる状態にあれば、いい結果を出せる」。
・いつも間隔をあけてレースを使っていたから在厩調整でこれだけ長く厩舎にいるのはデビュー前以来だが影響はなさそう。
・左前蹄球部を気にして1日だけ運動を休むアクシデントは問題なし。
インディチャンプ
・栗東坂路で強めに追われ、4F51秒8で2馬身の先着。
<関係者コメント解釈>
・前走は初の6ハロン戦。直線で外を通った馬が伸びる状況の中、少し馬場の悪い内を通る形になった。今回は実績のある距離に戻る。
・絶好調だった一昨年のマイルCSの状態には届いていない。
・先週でほぼ出来上がっているが、当該週にしっかりやらずに行くと結果が出ていない。最後の1Fをびっちり。先週、今週と同じような動きなので、問題なしとのこと。
・グランアレグリアには何度も負けているし、負かすのは厳しいとの見解。
サリオス
・美浦ウッド、ノックオンウッド(3歳1勝クラス)を2馬身程度追走併入。
<関係者コメント解釈>
・先週の時点で心肺機能は出来上がり。今週は右手前の変換を確認しましたが、2回目でほどなく変えることができたので上出来。
・右トモを積極的に治療して、今回は馬体重も増えて戻ってきたので調整はしやすかった。今回は特に追い切った後、右トモ(の疲れ)が回復してから次の追い切りをするようにしてきた。体のこなしなど、前走時は以前と比べて一歩進んで良くなっていたけど、今回は半歩下がった。本調子にはない模様。
・前走小回り2000メートル。重馬場がこたえたが、ジョッキーがロスなく乗って、あまり傷んでいない馬場を選んだので何とか5着。東京マイルの舞台はこの馬の能力を出すには言い訳ができない舞台。
シュネルマイスター
・美浦W5ハロン68秒1-12秒6。2馬身先行した古馬オープンと楽な手応えで併入。
<関係者コメント解釈>
・相変わらず落ち着き十分。前走の競馬自体はきつかったが、GIを走った後の疲れではなく、状態はいい。
・前走の疲れはなく、体調は今回の方が上。フィエールマンのように体質に弱い面があって間隔を空けて使ってきたわけではない。
・横山武騎手によると「馬場では新馬の時と変わりなかったが、速いところに行くといい走りでしたね。まだ緩くて本格化はだいぶ先だと思いますが、すごくいい馬です。」とのこと。メイチは前回だろう。
ケイデンスコール
・栗東坂路単走。ゴール前で気合をつけられると54秒7―11秒6。
<関係者コメント解釈>
・昨年比較で、実が入っていて毛艶よし。馬体が大きく見え、風格が出た。結果が出なかった昨年は何だったのかと思うほど、充実。
・非常に具合がよく、岩田康騎手とも今の状態を維持していこうと意識合わせ。
・右回りでも結果は出るが、もともと左回りのマイルがベスト。グランアレグリアは強いが、得意の条件で何とか食い下がれないものか、逆転できないかという思惑。
・先週は馬なり、今週に懸けた。スタートからゴールまでの姿勢が先週とは全く違い、体を起こしての(ラスト)11秒6で申し分なし。
ラウダシオン
・栗東CWコースで単走。
<関係者コメント解釈>
・2走前は馬が硬かった。硬くなりやすいので暖かい時季がいい。暖かい時期が好きな馬で上積みあり。
・府中は合うし、1600メートルでも勝利経験あり。馬場が重くならなければ非常に楽しみ。
・テンションが上がりやすく難しい馬。直前を軽くした前走のイメージで調教。気持ちを乗せないようにやったのでリラックスして臨める。
ダノンプレミアム
・栗東CWコースで単走。十分に手応えを残しながらラスト1F11秒9。
<関係者コメント解釈>
・いい動き。コントロールも利いており、跳び大きくて、きれいな走り。
・海外遠征帰りだが、予定通り早めにトレセンへ帰厩したことで順調に調整。
・騎手も状態がいいことを確認。復活させたい思いで回ってきた手綱だけにその期待に応えたい強い思いあり。
カラテ
・栗東坂路、4F52秒0~1F12秒5の好時計。
<関係者コメント解釈>
・ずっと在厩調整。休ませて爪の具合は良くなってきたが、まだ本調子ではない。毎週時計は出せるようにはなったが今回はG1ということでトーン低め。
・追うごとに動きは良くなってはいるが、一番良かった東京新聞杯と比べると物足りない。相手も強くなるし、間隔が空いている点に不安。
ダノンキングリー
・美浦南のダートで古馬1勝クラスを追走併入。7ハロン84秒6-ラスト12秒2。
<関係者コメント>
・間隔が空いていて、馬の感じも以前と変わっている。比較に関しては評価が難しいが、調教の動きは良かった。馬体重は特に変わらず。
・動きは良かった。馬体は変わらないが、休養が長くなったので実戦を使ってみないと分からない面もあるとのことで手探り状態か。
カテドラル
・栗東坂路、ラスト2F12秒1→12秒2。
<関係者コメント解釈>
・ここ2走はしっかりと末脚を伸ばしているし、条件は合う。順調にメニューをこなして、体は出来上がっている。。
・先週しっかりやったので、当週はサラッと。迫力ある動きで元気いっぱい。しまいの伸びも良い。ここ2走連続2着で結果が出てきており、強い相手がいるが自分の競馬ができれば食い込みも。
ギベオン
・CWコース、5F64秒7~1F11秒9。
<関係者コメント解釈>
・前走は金鯱賞の疲れが取れて、ようやく調子が上がってきていた途上。その時と比べると状態は向上。
・前走よりも、もう一段良くなっている。乗っていても前走より雰囲気はがいいい。
・調教からも左回りの方がスムーズ。条件的に底を見せていない。
・今回はリフレッシュした効果もあって疲れもなく、凄く調子は良い。
カデナ
・栗東坂路、4F52秒0~1F12秒5。
<関係者コメント解釈>
・強いメンバー相手でも、差のないところで競馬をしている。良馬場の方が絶対いいし、路盤の硬い馬場が合うので東京へ。
・マイルは少し短いかもしれないが、(硬い)馬場を求めて安田記念に。いいメンバーのレースでもそんなに差のない競馬をしている。
・何の不安もなく調整できており、状態は良し。調教も満足いく動きG1の強いメンバーでも差のない競馬をしているし、戦えるとの思い。
ダイワキャグニー
・美浦ウッドチップコース単走。
<関係者コメント解釈>
・前走は右回りでもよく走った。先週もいい動きで、この時季が一番体調もいい。
・東京は合っていが高速馬場だと厳しい。ひと雨降ってくれれば面白い。
・中間は順調。ベストは東京の1800メートルだが、東京のマイルは1600メートルでギリギリの馬よりは、1800メートルや2000メートルをこなせる馬の方がしっかり走れる印象。
・前走(マイラーズC4着)は右回りであれだけ走ってくれて驚き。枠はどこでもいい。相手は強いので甘くはないと思うが、自分の競馬ができれば面白い。
トーラスジェミニ
・Wコースで5F69秒5~1F11秒7(馬なり)、12馬身前を行くインナーアリュール(4歳2勝クラス)に併入。
<関係者コメント解釈>
・(次週の)エプソムCを予定していたが、とにかく順調で得意のマイルなので挑戦を決意。
・以前は坂路で追っていたが、今はウッドでもしっかりやれているし、体がすごく良い。相手は強いので大きなことは言えないが、状態の良さを生かせれば面白い。
日本ダービーが終わっても面白いG1が続きますね。
楽しみです!!