今週末に行われる天皇賞・春について、過去10年のレース結果からみた傾向分析です。
ただし、今年は京都開催ではなく阪神開催ですのでデータもひと工夫しています。
先週のフローラSにおいてもデータの力は強かったですね。
スクリーンヒーロー産駒の成績の良さを強調していたら、まさにそのスクリーンヒーロー産駒のクールキャットが1着になりました。
ただ2着のスライリーは過去の傾向「前走10着以下からの巻き返しは皆無」に引っかかったですが突っ込んできました。
よくよく新聞を読んでいると前走は最後の直線で内が塞がれて不利があったとのこと。
この辺りはしっかり考慮すべきだということですね。
いずれにせよ、やはり大まかな傾向をつかんでおくことは馬券力UPには有効だと思います。
これを見れば勝ち馬が導き出せるというものではありませんが、馬券検討の味付けにはなります。
例えば最後の最後で本命を２頭か３頭で迷ったときなど、ここにあるようなデータで最後の一押しをもらえる馬を選ぶ、といった使い方がいいのではないかと思います。
いちいち全部読むのは面倒だ！という方に向けて最初にまとめておきますね。
天皇賞・春の傾向まとめ
・大きな有利不利はないが8枠が好成績
・先行馬と追い込み馬（マクリ含む）が有利
・大阪杯と京都記念を経由した馬が好成績
・関西馬よりも関東馬の方が成績がいい
・ノヴェ、スクリーン、キンカメ、ジャスタ、ワーク、エピファ産駒が優勢
・上位人気の信頼度が高いレースも、下位人気からも連対あり
・勝ち馬は4歳馬か5歳馬から、7歳以上になると連対すら厳しい
・勝ち馬の大半は前走連対馬、6着以下から馬券圏内に入るのは至難の技
・3000M以上のG1で3着以内の経験がある馬が圧倒的に有利
枠順
まずは枠順の傾向です。※こちらは阪神3000M以上のレースの集計結果です。
大きな有利不利は見当たりませんが8枠が好成績を残しています。
脚質
続いて脚質です。※こちらは阪神3000M以上のレースの集計結果です。
先行馬と追い込み馬が有利です。ちなみにこの追い込み馬の中にはいわゆる「マクリ」の馬も入っていますので注意です。
逃げ馬の勝利は過去に1頭のみ、中途半端に差してくるくらいなら先行するかまくるかしなければ勝ち負けできないということでしょうかね。
前走レース
続いて前走のレース別のデータです。
大阪杯と京都記念を経由した馬が好成績を収めていますね。
他では有馬記念、AJCCはそれぞれ1頭のみですが、両方勝利していますね。
G3のダイヤモンドS組からは2着が精一杯というところですね。
前走使用距離
前走の距離別です。
前走2000M、2200M組が基本ですね。
所属（関東・関西）
所属別です。
関西馬の方が優勢だろうなと思っていましたが意外に関東馬の方が成績がいいですね。
種牡馬
種牡馬別です。※これは阪神芝2400M以上の集計結果です。
サンプルは少ないですがノヴェリスト産駒が好成績ですね。
また、先週のフローラSと同様スクリーンヒーロー産駒も好成績です。
他ではキングカメハメハ、ジャスタウェイ、ワークフォース、エピファネイア産駒が好成績です。
人気
上位人気の信頼度が高いレースですが、6番人気以下からも勝ち馬・連対馬が出ているのは要注意ですね。
先々週の皐月賞、先週のフローラS同様、人気上位馬と人気薄の組合せで馬連高配当を狙うのは良さそうです。
前走着順
勝ち馬の大半は前走連対馬ということですね。
6着以下から馬券圏内に入るのは至難の技という傾向はぜひ憶えておきたいところです。
世代
勝ち馬は4歳馬か5歳馬からということですね。
7歳以上になると連対は非常に難しいという傾向が出ています。
長距離G1実績有無
3000M以上のG1で3着以内の経験がある馬が圧倒的に有利ということですね。
これは、春天においてはリピーターが多いことにもつながりますね。
以上、ここまで天皇賞・春のデータを見てきました。
みなさんお馬券の参考になれば幸いです。
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