競馬のWEBフリーペーパー&ブログ「ウマフリ」さんに寄稿させていただきました。
佐賀記念に関する名勝負を、ということで2019年の佐賀記念を取り上げました。
岩手からスポット参戦した山本聡哉騎手騎乗のヒラボクラターシュが勝ったレースです。
私の大好きな佐賀競馬の名物アナウンサー中島さんの実況も交えながら地方の絆をテーマに描いてみました。
大好きな佐賀競馬に関連する記事で力入りました。
冒頭の部分だけ少しご紹介です。
「強力な応援団がみちのくにできました!」
第46回佐賀記念の返し馬。
佐賀競馬の名物アナウンサー、中島英峰アナの味わい深い声が場内に響いた。
このおよそ10分後レースに勝つことになるヒラボクラターシュの鞍上には、シーズオフの岩手競馬からスポット参戦していた山本聡哉騎手がいた。
地方ではなかなか味わえない、馬の背中から伝わってくる躍動感と力強さ。
少し気の入ったヒラボクラターシュの手綱をぐっと抑えている背中は猫のように丸くなっていた。
当初、ヒラボクラターシュの鞍上は福永祐一騎手の予定だった。
しかし、土曜日の東京開催が雪の影響で順延となり、月曜日に代替競馬が行われたため、急遽の乗り替わりで山本騎手に白羽の矢が立ったのだ。
実はこの時期、山本騎手が所属する岩手競馬は存続の危機に立たされていた。前年の7月、9月に続き10、11、12月と立て続けに競走馬から禁止薬物が検出され、3月までの開催中止が決まっていた。
岩手県から約330億円もの融資を受け、単年度収支を黒字にすることが事業を継続する条件となっていた岩手競馬にとって、この時期の休止は存続に直結する大きな問題だった。
──火の消えたような地元に少しでも明るいニュースを届けたい。
山本騎手はひそかに、こうした思いを胸に騎乗することとなったことだろう。
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