今週末に行われるフェブラリーSについて、過去10年のレース結果からみた傾向分析です。
これを見れば勝ち馬が導き出せるというものではありませんが、馬券検討の味付けにはなります。
例えば最後の最後で本命を2頭か3頭で迷ったときなど、ここにあるようなデータで最後の一押しをもらえる馬を選ぶ、といった使い方がいいのではないかと思います。
いちいち全部読むのは面倒だ!という方に向けて最初にまとめておきますね。
フェブラリーステークスの傾向まとめ
・内枠劣勢、狙うは6枠から外の枠
・追い込み馬は苦戦、逃げ先行有利
・前走中距離以上、中でも東海S組、チャンピオンズC組
・ヘニーヒューズ、ロードカナロア、ゴールドアリュール産駒
・1番人気の信頼度抜群、中途半端な穴狙いは禁物
・勝ち切るのは4・5歳、7・8歳の高齢馬は苦戦
枠順
まずは枠順の傾向です。
6枠より外の方が1~5枠よりも好成績を残しています。
フェブラリーSのデータだけだと分母の少なさが影響するのでは?という声もありそうですから、念のため一番右側に東京ダート1600Mの過去3年分のデータからみた連対率を入れてみました。
これをみてもやはり6枠より外の方が有利のようです。
脚質
続いて脚質です。
2頭が優勝している逃げが一番よく見えます。これは東京ダート1600M全体でみても高い連対率を誇っています。
先行もいい成績ですね。
差し・追い込みはやや苦戦というデータになっています。
前走レース
続いて前走のレース別のデータです。
勝率連対率ともに上位に来ているのが前走東海ステークス組ですね。
チャンピオンズC(前身がジャパンカップダート)からの臨戦もいいですね。
逆に根岸ステークス組はやや劣勢です。
前走使用距離
前走の距離別です。
前走1800M組が勝率・連対率・複勝率全てで一番好成績を収めています。
マイル以下よりもマイルより長い距離からの臨戦がいいようです。
所属(関東・関西・地方)
所属別です。
関西馬が勝率・連対率・複勝率全てで関東馬を上回っています。
出走頭数も多いうえにこの差ですから関西馬優勢は揺るがない感じですね。
種牡馬
種牡馬別です。これは東京ダート1600M全体です。
ここでは上位5頭だけをピックアップしています。
したがってこの5頭の産駒はどれも優勢ですが、中でもヘニーヒューズ、ロードカナロアあたりが優勢ですね。
キングカメハメハの複勝率の高さも見逃せません。
人気
1番人気の信頼度が抜群に高いレースですね。
2番人気~5番人気も人気に応えた成績を残しているようです。
注目は最低人気で2頭連に絡んでいるところですね。
10~15番人気は3着以内が皆無ですから、中途半端に穴を狙うくらいなら思い切って最低人気にいってみたほうが良さそうです。
前走着順
人気とも一定程度連動する形だと思うので順当な結果ですね。
前走連対馬、特に1着馬は馬券に必須ということでしょう。
年齢
5歳が優勢、次いで4歳ですね。
7歳、8歳となってくるとギリギリ連対圏まではあるものの1着は厳しいというデータになっています。
以上、ここまでフェブラリーSのデータを見てきました。
みなさんお馬券の参考になれば幸いです。