夕ぐれ食堂競馬みち

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北海道サラブレット牧場めぐりの歴史

先日久しぶりに北海道に行きました。

振り返ってみると、前回北海道に行ったのが2014年、その前が2004年。

ちょうど10年刻みで通ってることにビックリ。

ただ、2004年以前は大学生時代から新入社員数年目まで毎年のように牧場巡りに行ってたんですよね。

それだけこの30年余りで私の環境も変わったということでしょう。

当然、牧場側の対応もすっかり変わりました。

そのあたりも含め2004年→2014年→2024年の牧場巡りの歴史を振り返ってみました。

懐かしいあの馬の写真も。

 

 

 

■2004年

この頃はホームページを持っていてどこに詳細の旅程を記載していました。

めちゃくちゃ入念に事前検討して旅をしてますね。

それもそのはず、牧場巡りといえば見学できる馬と時間が牧場ごとに決まってますから、少しでもズレると予定がすべて狂ってしまうんですね。

我ながらよくできてますね。

 

--------2004年の旅程----------

①9月11日(土) 晴れ

8:55    伊丹空港発

10:30  新千歳空港着

11:00  ノーザンホースパーク

16:00  ビッグレッドファーム

17:00  道の駅 サラブレッドロード新冠

18:00  優駿ビレッジAERU

②9月12日(日) 晴れ

10:00  トレッキング

12:00  道の駅 三石

14:00  静内二十間道路

15:00  アロースタッド

17:00  日高ケンタッキーファーム

19:00  とねっこの湯

③9月13日(月) 雨

10:00  日高軽種馬農協門別種馬場

10:30  ブリーダーズSS

11:30  道の駅 四季の館

13:00  社台SS

15:30  新千歳空港 ラーメン道場

18:45  新千歳空港発

20:40  伊丹空港着

-------------------------------------------

 

(注)以下は2004年当時運営していたホームページからの転載ですので、文章は当時のものになります。写真の画像も粗いです。

 

ノーザンホースパーク

ダイナガリバーがいました。

 

このとき新入りだったのがホットシークレット。

柵の上からなかなか顔を出してくれず、こんなSHOTしか撮れませんでした。

 

こちらそれまでも何度も会っていたトウカイポイント。
相変わらず気の良い奴で、ずっと柵から顔を出してくれてました。鼻筋が暖かかったなぁ。

 

生粋のステイヤー、ステージチャンプ。

蛯名騎手のガッツポーズも今は昔。

 

ビッグレッドファーム明和

続いてノーザンホースパークから約2時間、到着したのは、マイネル&コスモ軍団の本拠地、ビッグレッドファーム明和。

この時の北海道旅行で、一番よかったのがここ。
何が良かったって、まずはスタッフの皆さんの応対。
すれ違う人すれ違う人みんな、向こうから「こんにちわ」を笑顔で挨拶してくれます。
さらに、「放牧地以外ならどこへ入ってもらってもいいですよ。」との事。
太っ腹だ。さすが岡田総帥。

まず目に入ったのが屋根付き坂路コース。
確か1,000メートル以上あるはず。この光景は圧巻。

 

こちらは別の角度から。長さがよく分かるでしょ~。

こちらマイネルラヴ。
98年のスプリンターズステークスでは、勝って引退式を迎えようとする当時の短距離最強馬タイキシャトルをバッサリ切り捨てた馬。

青鹿毛の馬体は、引退後も衰えを見せず、本当に見栄えがする馬でした。

最近では種牡馬としても、コスモヴァレンチが小倉2歳ステークスを勝つなど、絶好調ですね。

写真のように、柵から顔を出してくれて、なかなか気の良い奴でした。

 

続きまして、マイネルマックス。
この馬にはあまりいい思い出が無いんですよね。
朝日杯の時も、私はランニングゲイルから買ってました。

その頃はまだ、「マイネル軍団がG1なんて」っていうある種の偏見みたいなものを持っていましたからねぇ。
今から思うとなんと浅はかな・・・。

 

さて、こちらはなんと現役馬。
誰だか分かります?
ついこの間、圧倒的1番人気のキングストレイルを破って2歳のオープンを勝った馬ですよ。

そう、モエレフェニックスです。
まさか会えるとは思っても見ませんでした。
こんなところまで見せてくれるんですから、ほんと凄い牧場です。

馬が完全に人を信頼しているなぁ、というのがヒシヒシ伝わってきて、これも最近のマイネル&コスモ軍団の強さの秘密なのではないかなと感じました。

 

これが今回の旅行のベストショット。
被写体は、あのステイゴールド!
いい顔してるでしょ~。

実は、このちょっと前までは遠く離れたところで草を食べていたんですよ。
でも、どうしても近くで見たくて、近くに置かれていた馬を引くための手綱の鎖の部分を鳴らしてみたんですよ。「シャラン、シャラン、シャラン~」って。

そしたらお迎えに来たと勘違いしたのか、こっちに向かって歩いてくるではありませんか!
終いには左の写真くらいまで近づいてきてくれました。

でも私達の顔をみるや、「こいつら違うわ」って感じでそそくさと去っていきました。(笑)

 

こちらはムタファーウェク。初めて聞く名前でした。
でも馬体は綺麗で、いい子供を出しそうな雰囲気はありました。

 

結局G1のタイトルまでは届かなかったものの、ダートでコンスタントに活躍したバトルライン。
種牡馬になって、相当太ったのでは?

 

G1 6勝という輝かしい戦績を残して引退したアグネスデジタル。その6勝の中味がまた濃い!

砂のG1あり、海外のG1あり、地方のG1ありと、本当にオールマイティーな活躍。

この写真はちょっとブサイクに写ってしまいましたが、実物はかっこよかったですよ。

 

厩舎の中にあったホワイトボード。
種牡馬たちの放牧地や馬房の配置図です。

 

 

続いてアロースタッドです。

 

アロースタッド

なんといっても、アロースタッドで一番見たかったのがこの馬。ブライアンズタイム。

実は、このブライアンズタイム。馬房に閉じこもりっきりで、なかなか顔を出してくれなかったんですよ。
で、前を通って何度目かに奇跡的にほんの10秒程度、顔を出してくれたのがこの時。

カメラは逃しませんでした。

しかし凛々しい顔つきですね。

 

ゼンノエルシドです。
漆黒の馬体で、ちょっとこの写真じゃ見づらいかもしれませんが、本当に元気そうでした。

 

お馴染みのセイウンスカイ。
今年も、しっかり顔を出して、首を上下左右に振って、愛想を振りまいていました。
というか、ホント落ち着きないなぁ、といった感じ。(笑)

 

こちらメジロライアン。
機嫌が悪かったのか、ずっと馬房の壁を蹴っている音がしていました。

 

日高軽種馬農協門別種馬場

続いて日高軽種馬農協門別種馬場。

ダイタクヤマトです。
これ以外にも、テイエムオペラオーやシンコウスプレンダ、アドマイヤボスなど多数いるのですが、如何せん遠すぎる。
撮影する気にもなりませんでした。

 

ゴーカイです。
なかなかいい写真です。
何といっても、ゴーカイの馬体がこんなに逞しく美しいとは知りませんでした。

 

ブリーダーズスタリオンステーション

続いてブリーダーズスタリオンステーション。

恒例のサッカーボーイ。
とにかくお客さんのすぐそばにずっと居続けてくれる、ありがたい馬です。
しかしこの栗毛のなんと上品なこと。

 

ダイタクリーヴァです。
ほんと、柵がうっとおしいですね。

 

昨年他界したエアシャカールのお墓。
トーホウシデンの単勝を握り締めて観戦した菊花賞。

この馬に見事に差し切られました。
斜行しながら。(笑)

 

社台スタリオンステーション

社台スタリオンステーションは大雨で見学できず。

でも、見れるとしてもほんとに小さくしか見れないから、どうでも良かったんですけどね。

昔はトウカイテイオーやメジロマックイーンを目の前まで連れてきてくれていたんですけどね。

 

さて、そこから10年後・・・

 

■2014年

(注)こちらも2014年当時運営していたblogからの転載ですので、文章は当時のものになります。写真の画像もそれなりに粗いです。

 

昨年の夏、かなり久しぶりに北海道旅行に行ってきました。
以前は毎年のように行ってましたが、子供ができたあたりから足が遠ざかっていました。

もちろん、牧場めぐりしてきましたよ。

新冠の壁画。この側にあるパン屋さんのパンが最高に美味しかった~。

 

ブリーダーズスタリオンステーション

ブリーダーズスタリオンステーションへ。
これは確かヴァーミリアン。

 

続いて大好きな馬の一頭、グラスワンダー。
安定感抜群の走りが忘れられません。相変わらずヌボ~っとしてました。

 

そしてダンスインザダーク。

このあと12月には社台スタリオンに移動になったようです。

多分、社台スタリオンは見れても遠くからだから、このタイミングで会えてよかった。

 

ナカヤマフェスタ。

 

ジャングルポケットです。ニンジン食うてます。

 

こちらはマルカシェンクだったかな。扱いがちょっと他の馬と違う。。

 

そしてそして!!
ステイゴールド!残念ながら先週亡くなってしまいました。
会えてて良かった。さすが一流種牡馬。ピカピカです。

 

ビッグレッドファーム明和

その後ビッグレッドファームに移動。

ここではアグネスデジタルがいましたよ。写真はなし。

 

■2024年

いよいよ今年です。

10年前と壁画が変わってる?

 

もちろんここは必ず立ち寄りますね。

 

家族での旅行なので、2004年みたいに牧場巡り一辺倒というわけにはいきません。(笑)

ビッグレッドファーム明和と優駿スタリオンステーションを旅程に組み入れて見学してきました。

 

ビッグレッドファーム明和

こちらは本当に2004年当時とは全然違っていて、馬は厩舎外から一定の距離をとって見学するスタイルに変わっていました。

寂しいけど、今の時代はこうでもしないととんでもないことになるのでしょうね。

見学させてもらえるだけありがたいことです。

 

好きな馬ウインブライト。馬券でもよくお世話になりました。

めちゃくちゃ愛想よかったです。

 

ゴールドシップは全然顔を出してくれなくて、反対側から撮影。

なんとなく見えるかな??

 

優駿スタリオンステーション

事前に見学受付をして集合時間になるとスタッフの方が2か所に分かれている種牡馬の厩舎に連れて行ってくれました。

それぞれ15分程度の見学。たくさんの馬に会えました。

インティは元気そうでした。

 

アルクトス。馬券の相性が悪かったなぁ・・・。

 

すぐに顔を出してくれたワールドプレミア。

 

迫力あったオナーコード。

 

シルバースートは貫禄がありました。

 

獰猛さと気品を同居させている馬アジアエクスプレス。

格好良かった。イケメンだ。

 

モーニンここにおるんや。

 

ミッキーロケットは馬券の相性が良かった。

 

リオンリオンもここで頑張ってるんやなぁ。

 

人懐こい感じでひょっこり顔を出してくれたリアルインパクト。

 

かっこいい馬でした、カレンブラックヒル。

 

帰りにはお墓参りも。

たくさんありましたが写真を撮ったのは4枚。

まずはナリタブライアン。

2004年と比べると随分シンプルなお墓になりました。

 

ライブブリマウント。意外とファンが多そう。

 

福永祐一調教師の成長のきっかけの馬とでもいいましょうか。

キングヘイロー!

 

ブライアンとの一騎打ちは未だに鮮明に覚えている、マヤノトップガン。

 

ノーザンホースパーク

そして新千歳空港に帰る前にノーザンホースパークによってきました。

ここにもあんな馬やこんな馬がいましたよ!

 

こんなとこにおったんか!ユーキャンスマイル。

 

よー活躍したよな、キンシャサノキセキ。

 

戦績がすごい。ヴァーミリアン。

 

これが今回一番の驚き!

ディープインパクトのお母さんがおるやん!

 

最後は恒例の新冠ホテルヒルズからの夕日。

20年間で色んなものが変わっていったけど、この景色はいつも変わらず最高だ。

 

 

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